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保育士

 保育士の資格が今脚光を浴びていますが、その背景には少子化の傾向と長期にわたった不景気による生活の苦しさのために、夫婦が共に外に出て働く現象が起こっているためと考えられます。

夫婦共働きの家庭は昔からありましたが、それでも昔は子供が2人、3人といたので両親が働きに出ていても、上の子が下の子の面倒を見るということがよくありましたが、最近は少子化で子供の数も少なくなってきているので、一人っ子の家庭の場合、子供を一人だけ家に残して働きに出ることもできないため、子供を預けられる保育施設が必要となってきます。

保育士とは一般的に、そのような保育施設で子供の保育を行なう者のことをいいますが、需要が増えるに従って保育士の資格も徐々に見直されつつあります。

保育士の資格は1999年に国家資格として制定されましたが、それ以前は保育士という呼び名は使われず保母さんと呼ばれていました。
一方男性に対しては、保母さんという名前はふさわしくないという考えから、保父さんという言葉が作られもしました。

一昔前は保母さんと言えば女性の仕事という観念がありましたが、1985年の男女雇用機会均等法の制定に伴って、1990年からは男性の保父さんも次第に増え始めました。
そして1999年に男女雇用機会均等法が大幅に改正され、保育士の資格が新たに制定されることによって、保育士という呼称が使われるようになりました。

保育士の仕事は、保護者が仕事などの様々な理由によって保育できない子供たちを保育施設で預かって、保護者の代わりに子供たちの世話をしてあげることです。

保育士の資格を取得するには、そのための専門的な知識を身に付けなければなりません。
具体的には子供の食事や排泄の世話をしたり、一緒に遊んであげたりすることですが、子供が好きでないとちょっと難しいのではないかと思われます。

厚生労働省の下に管轄され、保育時間は児童福祉法に基づいて原則8時間となっていますが、場合によっては条件付で、保育時間の延長も可能です。
また保育の対象となる子供の年齢は、0歳の赤ちゃんから小学校に入学するまでとなっています。

保育士の資格を取得するためには、大学や短大の保育科、または厚生労働大臣の指定する専門学校を修了するか、あるいは保育士認定試験に合格するという二つの方法がありますが、学校を卒業した場合には、同時に保育士の資格を取得することができるので、資格試験を別に受ける必要はありません。

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