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介護福祉士

 介護福祉士の資格を取得すると、体の不自由なお年寄りや障害者のいる家庭を訪問して介護業務に携わる、ホームヘルパーの1級資格所持者と同様に、介護サービス利用者の受付及び調整や、ケアマネジャーとの連絡および調整などを行なうサービス提供責任者としての資格が与えられます。

介護福祉士の資格は、身体的、精神的に障害がある人や高齢者に対して、専門的な援助が行なえる介護のプロとして認定された国家資格であり、また同時に名称独占資格の一つでもありますが、資格を取得するためには、それだけ高度な知識と技術が要求されます。

介護福祉士の資格の取得方法には、現在厚生労働大臣によって指定された介護福祉士の専門学校を修了することによって、試験を受けずに取得する方法と、介護実務経験を3年以上積んだ上で、国家試験を受験することによって資格を取得する方法の二通りがありますが、平成23年からは専門学校での取得方法が廃止され、一律に国家試験を受験する方法のみになる予定です。

また介護の実務経験は、実際の労働日数が最低でも540日以上従事することが必要で、1日の就業時間は何時間でもOKとなっています。

介護福祉士資格の主な仕事としては、入浴に始まって食事や排泄、着替えなどの介助と歩行や車椅子で移動したりするとき、またはベッドから起き上がったり車椅子に乗るときなどに体を支えてあげる身体介護、そして掃除や洗濯、買い物などの身の回りの世話をしてあげる家事援助などがあります。

他にも介護プランの作成や要介護者の健康状態の把握、管理、またご家族への介護相談や、ホームヘルパーに対して介護指導を行なうことも大事な仕事の一つです。

介護福祉士の資格は介護業務の中では唯一の国家資格であり、少子化、高齢化が進むにつれて需要はますます増大し、今後社会に必要とされる人気の職業です。
将来、介護支援専門員を目指していらっしゃる方は、まず介護福祉士の資格を取得されたらいいと思います。

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