心理カウンセラー

　
　心理カウンセラーの資格とは、いろいろな悩みを持っている方の相談に乗り、その悩みを解決するためのアドバイスをしてあげられる資格のことをいいます。

現代は家庭や職場、学校などあらゆるところでストレスを受けやすく、普通の人は一般的に大かれ少なかれ、みんなストレスを抱えて生きています。適度の気分転換や自分の好きなことに熱中することによって、ある程度のストレスは解消することができますが、これがひどくなると心の病へと続き、うつ病などの精神的障害をきたす恐れがあります。

そうなることを防ぐために心理カウンセラーの役割が必要となってくるわけです。

心理カウンセラーの資格は国の法律によって定められた国家資格ではなく、企業や協会などの民間団体によって認定される民間資格で、資格の種類には専門学校や通信教育講座を行なっているスクールで認定しているものや、日本臨床心理士資格認定協会など民間団体の主催によって認定される臨床心理士など、各認定団体によってさまざまな資格があります。

心理カウンセラーの主な就職先は、病院やクリニックなどの医療関係、学校や教育委員会などの教育機関、企業、児童相談所や福祉関係などに分けられます。

心理カウンセラーの資格を取得するための講座は自宅でも通いでも受けられますが、受講資格は特に制限がありません。

受講内容には各種カウンセリングの技法や脳外科に関する知識などが含まれ、受講の時期や受講料は各認定団体によって異なりますので、事前によく調べておく必要があります。

心理カウンセラーの資格取得を目指している方は、幅広い心理学およびカウンセリング分野の中で、自分がどの資格に向いているのか、また資格だけではなく職場や就職先などもよく検討して、自分に合った資格を選ぶように心がけたらいいと思います。

最近は不景気と経済不安定による社会不安や、校内、家庭内暴力などによって精神的に苦痛を受ける人々が増えています。

そんな時代的背景の中にあって、心理カウンセラーの資格取得者の需要もこれからますます高まっていくことと思われます。
そのような中で、自分に本当に見合った資格は何かを探すことが大切です。