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介護福祉士の試験対策

 
 介護福祉士とは身体的および精神的な障害によって、入浴、食事、排泄などの日常生活における行動にある程度の支障をきたす人に対して介護し、支援する能力を有する者に与えられる国家資格のことです。

介護福祉士は現在、高齢化社会の影響を受けて確実に需要が高まり、人気のある資格として注目されていますが、2007年度の合格率は約50%とそれほど高いとは言えません。
資格試験に出題される問題の難易度においては、他の資格試験に比べて低いほうであるといえます。

しかし難易度は低いとは言えども試験範囲が割と広いので、介護福祉士の資格を取得しようと考えている方は、早めに試験の対策を打っておいたほうがいいのではないかと思われます。
ここではそのための学習法について、簡単に説明しようと思います。

介護福祉士の筆記試験は全部で13科目ありますが、筆記試験の合格者は実技試験を受けることができるようになっています。

13科目の内容を見てみると、社会福祉概論・老人福祉論・障害者福祉論・リハビリテーション論・社会福祉援助技術・レクリエーション活動援助法・老人/障害者の心理・家政学概論・医学一般・精神保健・介護概論・介護技術・障害者形態別介護技術となっていて、その中から専門的な知識や技術に関する問題が出されます。

介護福祉士の資格を取るための筆記試験の対策としては、何しろ範囲が広いため、どこに重点をおいて勉強したらいいのかが問題ですが、ポイントはある特定の科目に焦点を絞らずに、全ての科目にわたってまんべんなく勉強しておかなければならないということです。

なぜなら13科目のうちでどれか一つでも0点があった場合、たとえ合計して合格点の基準を超えたとしても、結果的には不合格と見なされてしまうからです。
つまり13科目の中で、最低でも1問は正解でなければなりません。
そのため広範な試験範囲の勉強をいかに能率よくこなせるかが、筆記試験の合否を分ける鍵となってきます。

介護福祉士の資格試験における合格基準は約60%で、13科目ある中でそれぞれ1科目からは、わずか数問しか出題されません。

そのため1科目にあまりに時間を費やして深く知識を身に付ける必要はなく、それぞれの科目の時間配分を均等に割り当てて、全ての科目にわたって浅くて広い知識を得られるようにするのがコツです。

またもうひとつのポイントは、教材で学習すると同時に過去の問題集をたくさん解いてみることです。
これは出題傾向を知る上でも役に立ちますし、実戦に備えてある程度試験に慣れておく必要があるからです。

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